かつて、奥多摩湖のすぐ近くに、築100年の古民家を改装してオープンしたカフェ「Indigo Blue(インディコブルー)」があった。
2018年4月にオープンしたが、諸事情により2019年9月末に惜しまれつつも閉店した。
奥多摩湖を上空から眺められる絶景カフェで、まさに天空にいるかのよう。酷暑でも天然のひんやりした空気に包まれ、まるで田舎のおばあちゃんちに遊びに来たかのようだった。
この席から見た眺めや感じたことは、心に残る思い出となった。
奥多摩カレーや奥多摩わさび冷やしうどんなど、地産地消のメニューが多く、白玉ぜんざいや抹茶ソフトなどのスイーツもあった。
奥多摩は急斜面が多く、事業を営む場所も住む場所も限られている。だが、斜面に建つからこそ、このような絶景を楽しめるものだ。
都心の雑多な喧騒から離れられる空間であり、まさに心の底から癒やされる奥多摩らしいカフェだった。
また、こんな絶景が見えるカフェができないかな。
閉店からおよそ2年が経過した今、ふと思ってしまった。