青梅線たった1駅、無料でグリーン車体験!快適さは想像以上だった

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2025年の春に、中央線快速・青梅線でグリーン車の運行が開始されます。それに伴い、2024年10月13日(日)から、2階建てグリーン車のお試し運転が開始されました。

なんと、お試し運転ですから、通常なら有料のグリーン車に、今なら無料で乗車ができるのです。これは乗るっきゃないでしょ!

そんなオトクお試し運転が開始された初日に、JR東青梅駅から青梅駅まで、たった1駅だけグリーン車に乗って参りました。

「たった1駅だけグリーン車なんて贅沢すぎる!」と思われるかもしれませんが、実際に乗ってきた感想をご紹介したいと思います。

目次

東青梅駅でグリーン車が来るのを待機

東青梅駅は青梅駅の隣の駅で、単線ゆえに青梅線沿いの静かでのんびりとした駅。山々に囲まれて、静かな住宅街が広がり、都心の喧騒から離れた空気を感じることができます。

ここから青梅駅まではわずか1駅。距離にして約1.3キロ、時間にして約2分と、なんとも小さすぎる旅となります。

ホームに降り立ったはいいけれど、「ほんとにグリーン車が青梅線に来るのか?」と半信半疑・・。でも、駅の電光掲示板にも、しっかりと12両編成と表示されています。

東青梅駅が2023年に単線化しホームの拡張工事が行われて以来、12両編成が来るなんて久しぶりかも。

青梅線にも来ると信じて、ワクワクドキドキしながら待つことにしたのでした。

東青梅駅は閑散としていたが・・

何と言っても、電車好きにはたまらないグリーン車の初日運転ですからね。

どれだけ撮り鉄さんたちがホーム上に溢れるのかと思っていたのですが、あれ、1人、2人ぐらい・・?

寂しいホームで電車が来るのを待っていたら、

あ、来た来たぁぁ~!

定刻とともに、グリーン車がホームに現れたのでした。

おぉ、あれがグリーン車の部分かな?

まさに2階建てです。すごい!

まさか単線という閑散としたホームに、ドドンとした2階建ての列車が来るとは。おそらく東青梅駅自体が迫力ある列車のお出ましにビビっているはずです。

ホームは閑散としていたのに、中にはたくさんの人たちが乗っておりました。

運転初日にしてはすでにやや汚れておりますが・・、グリーン車のマークがついております。

さて、グリーン車の中に足を踏み入れました。まるで新幹線の中に入ったかのよう。

ドアには、お試し運転中だけしか見られない貴重なステッカーが貼ってありました。

それではたった1駅の青梅線の旅に出発です~!

グリーン車で東青梅駅~青梅駅へ

電車が動き出し、東青梅駅から青梅駅へと向かいます。

窓際の席からは、青梅の自然の景色がよく見えます。いや~、まるで旅行気分!

いつもは通り過ぎてしまう景色も、グリーン車の快適なシートに座りながら眺めていると、まるで違う風景のように見えるから不思議です。

車内は写真をパシャパシャ撮っている人で溢れかえっていて、ぜんぜん静かじゃなかったのですが、まるで修学旅行のような気分に。

外の美しい自然に癒やされながら、たったの2分でもリラックスした気分に浸ることができました。

青梅駅に停車

青梅駅に降り立ちました。普通車とグリーン車が同じ駅に佇むなんて素敵!

1階部分は、ホームの下側に埋もれるギリギリのラインです。

これは中から見ると、ホームが目線上に眺められるのではないでしょうか?マニアにはたまらないはず。

こちらが階段です。手すりもついています。

こちらがシートです。手触りがなめらかでふわっふわです。

このシート、なんとくるっと回転できるのです。4人でおしゃべりしながら楽しく旅を満喫できます。

たった1駅だったので試せませんでしたが、全席がテーブル付き。食事も楽しめちゃいますね。

日差しがまぶしい時は、ブラインドを下ろすことができます。

1階の上部にはライトもありますので、デスクワークするにも便利!

こちらは洗面台です。清潔感がありますね。

こちらがトイレです。鍵がかかっているので中は見られず。

グリーンアテンダントによるサービス、グリーン車のトイレや洗面台、ゴミ箱、無料のWi-Fi等の一部の設備は2025年春のグリーン車が導入されて以降に利用できますよ。

ここがイマイチだなと思った部分

イスもふかふかだし、とても快適なのですが、たった1駅の乗車してみて、ここがイマイチと思ったところをご紹介します。

まずは2階建てだから仕方ないのですが、やや天井が狭く感じましたね。なんとなく圧迫感を感じました。

天井のライトのカバーが網であったことが、なんとなく高級感をそいでいる気が・・。特急のグリーン車の暖色の間接照明と比べるとチープさを感じてしまいました。

2階部分は青梅駅に到着するときに、やや揺れ幅が大きく感じました。酔いやすい人は、1階をおすすめします。

グリーン車の快適さは短距離でも十分感じられる!

あっという間に青梅駅に到着。正直「もう着いちゃったの?」と感じるほど、リラックスして快適に過ごせた時間でした。

今回、東青梅駅から青梅駅までのたった1駅の移動でグリーン車に乗りましたが、想像以上に快適でした。

多摩地域は「通勤地獄」です。座れるか座れないかで雲泥の差でしょう。体力的にも精神的にも消耗度はかなり変わってきます。このストレス地獄は多摩民ならわかるはず・・。

テーブルも付いていますし、無料のWi-Fiもありますし、必ず座れるという安心感は、通勤時はかなり負担が減るはず。電車内でデスクワークしたい人にとっては、グリーン車は超絶おすすめと言えるでしょう。

「青梅まで必ず座って行けるなら」「みんなでワイワイと向き合って食べて飲んで行けるなら」と、観光客や行楽客にとっても利用する価値が高いのではないでしょうか?

今は無料ですが、来年春の本格運行からは追加料金が必要になります。モバイルSuicaでの乗車ですと、50キロまで750円、100キロまで1,000円かかります。

でも、この物価高の中、やはり有料は高いと感じてしまいます。50キロと100キロとでは大違いだし、1,000円なんて高いですよね・・。この間の料金体系って出来ないのかしら?

都心から青梅線までは長いので、どこかで降りて50キロ以内にするようにして、普通車に乗り換えるとちょっとは節約できるかも(汗)

皆さんも、たった1駅でも、特別な時間を過ごしたいときにはぜひグリーン車に乗ってみてくださいね。青梅駅まで一直線ですし、都心から大自然までが一気に楽しめちゃいますよ。

移動の間に心も体もリフレッシュして、贅沢なひとときを過ごしてみてくださいね。

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