桜が散り葉桜に変わる4月中旬、街中がピンク色に染まる景色が来年まで楽しめないかと思うと、なんだかもの寂しさを感じてしまう。
そんな折、瑞穂町箱根ケ崎のビューパーク・スカイホール前を通ってみたところ、華やかなピンク色の八重桜が満開ではないか。道沿いを華やかに演出し、行き交う人々の目を楽しませていた。
バラ科サクラ属の八重桜は、花弁が20〜50枚と多くボリュームたっぷり。ボンボンのようにかわいらしい花を咲かせる。
花言葉は「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」。幾重にも重なった花びらに、積み重ねられた知識や知恵をなぞらえたものといわれている。
「しとやか」は、ふっくらとした大きな花をつけながらも、ほかの桜と同じように短期間のうちに散りゆく姿に、上品で奥ゆかしい印象を受けることにちなんでいる。
開花時期は4月中旬~5月上旬頃。2021年の今年は開花が早く、見頃は4月下旬までと思われる。
無数の花びらが散りゆく姿は、春の終わりと夏の訪れを告げてくれているかのようだ。
近くをお通りの際は、まだまだ楽しめる春を感じとってほしい。