JR青梅線 古里駅前から青梅街道沿いを3分ほど奥多摩方面に車を走らせると、びっくりするような光景に出会います。
通り沿いにある畑の中に、ピクリとも動かいない大量の人が佇んでいるのです。
奥多摩の地でこんなに大量の人たちは、一体何をやっているのだろう?と、よく見てみると、
マネキンではないですか!
それも、とても丹精な顔立ちの人ばかり。洋服売り場に置いてあるようなタイプではなく、メイクをバッチリしているマネキンばかりなのです。
その種類は様々で、ヘルメットをかぶった作業中のような人や女性や子ども、ネズミのようなぬいぐるみや犬の置物まで。実に様々な種類のマネキンが並べられているのです。
異様な光景ですが、道を歩く人々は物珍しそうに撮影する人も。まるで奥多摩の新名物スポットになっているかのようです。
おそらくサルやシカなどの獣害対策で、カカシのような役割を担っていると思われますが、実はこのマネキンたち、通るたびに数が増えていくのです。
こいたま編集部が6月頃に確認したときは10体ほどでした。しかし、9月現在、16体にまで増えており、マネキン大家族がパワーアップしているのです。
今では鳥のハクセイまでが置いてあるではないですか。
次は鳥家族が増えていく?
ん?こんなにキレイなハクセイなら、鳥貴族?
奥多摩は人口がどんどん減っていっているのが現実。人が増えていくのはいいことなのかもしれないですよね。
いや、ご近所の方たちはどう思っているのだろう?
こんなに大量のマネキンたちが暗い夜道を歩いていて出てきたら、ヒェ~ッて声を出してびっくりしてしまいますよね。
「これからどんな家族が増えていくのだろう?」と毎回通るたびに考えてしまう、そんな奥多摩の新おもしろスポットなのでした。
※運転中はくれぐれも脇見運転にご注意ください