JR青梅線奥多摩駅前に3カ所あるバス乗り場。西東京バスが運行しており、GWやお盆、紅葉シーズンになると、多くの登山客や観光客が行列をなす場だ。
駅側にある「1番のりば」は、関東地方で最大級の鍾乳洞である「日原鍾乳洞」(または鍾乳洞の手前バス停「東日原」)へ向かう。
通常1時間に1〜2本走る程度だが、お盆や紅葉の時期は特に混雑するため、シーズン中は増発して対応している。1本のバスに乗り切れず、4〜5本の増便、なんてことも。鍾乳洞方面に向かうバスは、台風19号による災害の影響で大型バスは運行できず。最大27名まで乗車できる小型のバスで対応しているので、シーズン中の利用には注意が必要だ。
「2番のりば」からは、奥多摩湖、小菅の湯、丹波、留浦、峰谷方面に向かうバスが発着する。天気のよい紅葉シーズンは、早朝から大行列ができる。
朝と夕方は鍾乳洞方面よりも運行本数は多いが、それでも行楽シーズン中は観光客の増加に対応できない。需要が増加する季節には、増便を出して対応することになる。
西東京バスの運転手さんによると「今日は快晴だけれど、コロナ禍の影響でまだまだ人出は少ない方。GW、お盆、紅葉シーズン中はさらに混雑するため、増発して安全運転に努めます」と話していた。
ハイシーズンの奥多摩は、観光でのマイカー利用も格段に多くなる。混雑した道路状況であっても、私たちを目的地まで安心安全に運んでくれるバスの運転手さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。
こいたま編集部はこの日、早朝から奥多摩に取材に来ていた。
JR青梅線が奥多摩駅に到着する度に、改札口からどっとお客さんが降りてきては、その多くがバス停に向かっていった。雲取山や三頭山への登山客だけでなく、トレイルランの格好をした方もいたし、紅葉を見に来たであろう若いカップルも多くいた。
奥多摩が都内の一大観光地であることを、改めて認識した次第である。