2022年2月10日(木)から11日(金)にかけて関東地方南岸を低気圧が通過する影響で、都心を含めた関東平野の広い範囲で積雪予報が発令されました。
多摩地域では、奥多摩などの山沿いで約20~30センチの積雪が予報され、東京都は午後4時過ぎに、青梅市・あきる野市・日の出町・檜原村・奥多摩町に大雪警報を発令しました。
大雪が降ると檜原村はどうなるのか?
今回、大雪警報が発令される直前の檜原街道の雪状況を取材してきましたので、その様子をお届けしたいと思います。
※取材は複数人体制で、スタッドレスタイヤ着用で行っています。
今回通るルート
今回通るルートは、JR武蔵五日市駅から檜原村役場を通り、奥多摩周遊道路の入口である標高約716メートルの「九頭竜橋(くずりゅうばし)」を目指します。
JR武蔵五日市駅から檜原村役場まで
こちらは、午後1時現在のJR武蔵五日市駅。標高は約180メートル。外気温が2℃と比較的温かく、雪というよりはみぞれに近いです。
高級懐石料理店「黒茶屋」の辺りもまだ影響ありません。
さらに進んでいくと、「周遊道路 全線積雪 通行止」の看板が見えてきます。
次第に,みぞれが雪に変わっていく様子がわかります。
十里木交差点を過ぎ、秋川の上を渡る「新矢柄橋」あたりです。
「秋川渓谷 瀬音の湯」を過ぎると、辺りは一気に大粒の雪に覆われていきました。
檜原町役場に到着!
ひのじゃがくんが雪帽子をかぶっていました。
橘橋交差点から奥多摩周遊道路の入口まで向かう
都道205号線終点である「橘橋(たちばなばし)」交差点を左折し、奥多摩周遊道路入口まで向かいます。
道を進むほど、雪が激しくなっていきました。
道路にも雪が積もってきました。
山梨県上野原市と奥多摩方面の分岐点である「上川乗(かみかわのり)」交差点です。
人里コミュニティセンターは、すでに大雪です。
檜原温泉センター「数馬の湯」は、積雪のため臨時休業しておりました。
ついに、都民の森の看板が見えてきました。
ここを曲がれば、奥多摩周遊道路に入るはずですが、
奥多摩周遊道路の入口である「九頭竜橋」で通行止めになっていました。
こちらが通行止めの先の積雪状況です。
気温は0℃。ここから先は次第に標高が高くなるため、さらに積雪量が多くなります。
午後2時の時点で積雪量は約12センチと、山沿いはそれなりの雪の量が降っておりました。
現在の檜原街道の様子です。青梅から西側は積雪しており、路面もかなり積もっています #雪 #雪情報 #あきる野市 #青梅 #奥多摩 #東京 #多摩地域 #天気 pic.twitter.com/blnoQqag3t
— こいたま編集部 (@koitama_tokyo) February 10, 2022
途中何台も除雪車とすれ違う
檜原街道では、途中で何台もの除雪車とすれ違いました。
2台体制で除雪しているところもあり、雪が降っている当日でも車が通行できるほど整備されていました。
バスや宅配など働くクルマたち
「こんなに降っていたら、誰も走っていないのでは?」と思っておりましたが、一般車とは10台ぐらいすれ違いました。
途中、食材宅配サービス「生活クラブ」の車と何台かすれ違いました。
郵便配達の車も雪道を走行していました。
西東京バスも通常通り運行中。
宅急便のヤマトも配達しておりました。
途中事故現場に遭遇
途中、自家用車2台の事故現場に遭遇しました。
ノーマルタイヤで動けなくなったのか、追突事故を起こしたのか、詳細は不明です。気をつけてください!
道路パトロールカーも巡回しておりました。ありがとうございます。
スタッドレスタイヤは絶対に必須
武蔵五日市駅と奥多摩周遊道路入口まで、景色がこんなにも変わるとは思わず・・。
「予報が大げさで、大した雪ではないのでは?」と思っておりましたが、標高が500メートル違うだけでも、こんなにも雪の降る量が違うものかと思い知らされました。
もし、檜原村に車で来村しようと考えている方は、絶対にスタッドレスタイヤを装着してから来るようにして下さい。
レンタカーを借りるときも、スタッドレスタイヤ付きの車種を選択するようにしてくださいね。
もし、車の運転が不安な場合、西東京バスがJR武蔵五日市駅から運行しています。車で無理して来ようとせず、バスに切り替えるようにしましょう。
これから大雪が降り続かず、災害にならないことを祈るばかりです。
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