ギラギラと暑い夏とは違い、ピーンと空気が張り詰めた景観が楽しめる奥多摩。都心から特快で約1時間半でたどり着く利便性の良さから、冬の寒い時期にもキャンプや登山などで多くの人が訪れる人気のスポットです。
でも、冬の奥多摩で気になるのが雪ですよね。
奥多摩エリアは山々に囲まれており、都心と比べると気温が2~3度低い地です。東京で雪予報が出ると、都心ではパラパラなのに奥多摩は深々と雪が降り積もったりします。
「寒い冬に車で奥多摩に行きたいけれど、スタッドレスタイヤに履き替えたほうがいいかな?」
奥多摩に行きたいけれど、スタッドレスタイヤが必要かどうか、悩みますよね。
冬の奥多摩に車で行きたい人、必見!
ノーマルタイヤのままか、スタッドレスタイヤに交換しようか悩んでいるあなたに、冬の奥多摩をよく知る「こいたま編集部」がお答えしたいと思います。
大雪が降ると、奥多摩界隈はこうなる
大雪が降ると奥多摩の町並みはどうなるのか、気になりますよね。
奥多摩の地に雪が降ると、辺り一面が銀世界に生まれ変わります。青梅方面から国道411号沿いを走っていくと、山沿いは雪に覆われ、まるで雪国に入り込んだかのような世界が広がってきます。
国道は融雪剤が撒かれているため、雪が積もることはほとんどありません。道路沿いに雪が積もる程度です。
ただし、奥多摩の西側である小河内地区や丹波山方面では、山々が雪にしっかりと覆われてしまいます。
国道411号や奥多摩周遊道路では、除雪業者が雪予報を事前にキャッチし、雪が降っている間でも除雪車が稼働しています。しかし、丹波山村の奥地の方では除雪車が走っていない道路もあり、ここではスタッドレスタイヤじゃないと走れません。
むしろ、スタッドレスタイヤを履いてないと危険です。
ここまで降ると4WD車じゃないと危険ですし、スタッドレスタイヤだけではなくチェーンも巻いて走行することをおすすめします。
早朝と深夜に奥多摩に来る人たちは凍結に注意
日中の国道沿いは融雪剤のおかげでノーマルタイヤでも走行可能なぐらいですが、それは雪が降り止んだ当日のポカポカ陽気の日中ぐらい。翌日の早朝はアイスバーンのように凍結するため、ノーマルタイヤでの走行は危険すぎます。
先ほども言った通り、奥多摩の冬は都心に比べるとマイナス気温になることが多く、雪が降っていようとなかろうと早朝や深夜に奥多摩の道を走る時はスタッドレスタイヤは必須アイテムです。
特に山沿いにある道路は日陰になっているため、道路は日中でも凍結していることが多いです。
暗くて黒光りしているため、凍っているかどうかもわからず、思わずスピードを出してしまいスリップ事故の原因にもなりかねません。
雪が降ってなくても、冬の奥多摩は油断禁物ですよ~!
>> 都内でスタッドレスタイヤの出張交換をしてくれる人はこちら積雪や凍結道路での「すべり止め」は義務。法令違反も?!
実は、雪が積もった道路や凍結している道路では、すべり止めが義務付けられているのをご存知でしょうか?
道路交通法第71条に基づき、各都道府県の公安委員会は積雪・凍結時のルールを定めています。
沖縄県を除く都道府県で、積雪・凍結した路面でスタッドレスタイヤやチェーンを装着するなど「すべり止め」の措置をとることが、都道府県道路交通法施行細則または道路交通規則で義務化されています。
つまり、たとえ雪が降らない地域でも積雪・凍結した路面をノーマルタイヤの自動車で走行することは法令違反となるのです。
例えば東京都は、
東京都道路交通規則 第8条第6号
一般社団法人日本自動車タイヤ協会
「積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること」
となっています。
ノーマルタイヤの雪道走行は法令違反に!
冬用タイヤに履き替えず雪道を走行すると、各都道府県の公安委員会が「道路交通法71条6号」に基づき制定した「公安委員会遵守事項違反」となり、違反点数はないものの下記の反則金が科されます。
- 大型車:7,000円
- 普通車:6,000円
- 2輪車 :6,000円
- 原付 :5,000円
※悪質と判断された場合は、刑事処分(同法第120条1項9号)となり、5万円以下の罰金刑を科されることがあります。
雪道対策を怠ったまま事故を起こすと、ドライバーを雇用している企業は「運行供用者責任(自賠法第3条)」や「使用者責任(民法第715条)」に問われることも。
たとえ雪が降らない地域でも、積雪・凍結した路面をノーマルタイヤで走行すると、なんと法令違反になってしまうのです。
スタッドレスタイヤ装着費用をケチったばかりに、お財布が痛い目に遭うことに!
奥多摩で雪が降ってなくても、積雪が予想される地域に行かれる方は必ずスタッドレスタイヤを履いてから出かけるようにしましょう。
厳冬期の奥多摩はスタッドレスは必要
冬の奥多摩に車で行く場合、スタッドレスタイヤへの交換は必要か?という結論ですが、こいたま編集部が経験上から出した答えは、
スタッドレスタイヤ装着は必要です。
厳冬期の奥多摩では、いつどこで雪が降るか予想できないことが多いです。天気予報で「都内の山沿いでは雪が積もることがありますが、平野部では雨となるでしょう」という予報が出てきたら、
奥多摩では雪が降る!
と思っていたほうがいいです。毎年1~2回は大雪が降りますし、山沿いで日陰が多い峰谷地区では、大雪が降ると1ヶ月程度は雪が溶けません。
2014年は災害級の雪が降りました。峰谷集落の方は孤立状態となり、孤立者救出のため自衛隊が出動しました。峰谷集落に住む方に聞くと「スタッドレスタイヤに履き替えないなんて、自殺行為だ」と話してましたから。。
スタッドレスタイヤって高いですけれどね・・。たとえその年に雪が降らなかったとしても、「スタッドレスタイヤに履き替えたから、安心感を買えた」と思うようにしましょう。
自分だけスタッドレスタイヤを装着していても、周りが未装着車で事故原因につながることも多々あります。ドライバー同士が安全に走行するためにも、冬が近づいたら「スタッドレスタイヤに交換しよう」という意識を持つことが大切です。
「自分だけは大丈夫」という意識は捨てましょう。
冬の奥多摩は何もないですが、何もないからこそ心を研ぎ澄まさせて楽しめます。
冬の幻想的なドライブを安心安全に楽しむためにも、11月~12月ぐらいになったら、スタッドレスタイヤの計画をぜひ立ててみてくださいね。
スタッドレスタイヤの交換は出張サービスを利用しよう
「重たいタイヤを店まで運ぶのが大変」
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スタッドレスタイヤの購入と取付予約はネットで同時にできる
「スタッドレスタイヤをネット通販で買っても、取り付けはどこに行けばいいのだろう?」
忙しくて、スタッドレスタイヤを買いに行く暇がないから、ネット通販でスタッドレスタイヤを買いたい。でも、ネット通販で購入した場合、どこの店舗で取り付けを行ったらいいかわからないですよね。
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しかし、「TIREHOOD(タイヤフッド)」なら、購入手続きと同時に取付作業をする店舗予約もオンライン上でできます。
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店舗への電話は不要で、取付作業日まで購入したタイヤを家に置いておく必要もなし!さらに、全商品に無料のパンク保証も付いており、購入後に万が一の事態が起きたときも徹底的にサポートしてくれます。
天気予報で雪マークがついた途端に、店舗はスタッドレスタイヤの交換で激混みします。しかし、ネットだけで完結できるサービスを利用すれば、タイヤ探しや店舗探しの時間が大幅に節約できちゃいます。
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忙しいあなたこそ、タイヤ販売&取付予約サイト「TIREHOOD(タイヤフッド)」を利用して時間もお金もお得に済ませ、快適なスタッドレスタイヤ生活を送ってみてくださいね。
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スタッドレスタイヤなんて高くて買えないわ!
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