奥多摩町でのみ生産される幻のジャガイモ「治助イモ」。男爵イモやメークインと比べてやや小ぶりでねっとり粘り気が強く、煮崩れしにくいのが特徴です。
奥多摩町に伝わる幻のジャガイモ「治助イモ」って何?メークインとどう違う?
町の中でも見かけることがほとんどなく、町内のお店で発売された途端に飛ぶように売れてしまうほど。観光客を中心に人気のジャガイモなのです。
しかし、先日、奥多摩湖に行ったときに、奥多摩湖畔にある「水と緑のふれあい館」の売店で、運良く治助イモをゲットできたではないですか。
それならばと、貴重な治助イモを使って料理を3品作ってみました。
料理研究家でも何でもありませんのでド定番の作り方ですが、家庭でできるおすすめの定番レシピを3品ご紹介したいと思います。
治助イモを使ったおすすめ定番レシピ3品
こちらが治助イモ。1袋500gなので約1kgあります。これを全部使って調理してみましょう。
実際に作ってみた「治助イモ」のおすすめ定番レシピ3品はこちら!
1.肉じゃが
ジャガイモ料理の定番と言えば、肉じゃがですよね。
治助イモは洗って皮を剥きます。大きかったら、半分に切ってもOK!今回はまるごと調理に使います。
治助イモ8〜10個、豚肉か鶏肉約200g、ひとくちサイズに切ったニンジン(1本)、スライスした玉ねぎ(1個)を入れ、ひたひたの水、だしパック1袋(顆粒だしでもOK)、砂糖、しょうゆ、酒、みりん各大2を入れます。
今回は鶏手羽元があったため、鶏ジャガで。甘さと濃さ控えめなので、好みの味に調整してみてくださいね。
クッキングシートなどで落とし蓋をし、煮汁が少なくなるまで、中火で約20〜25分煮込みます。最後に、インゲンや絹サヤを入れると、彩り豊かになりますよ。(今回は冷蔵庫に在庫がなかった)
男爵イモだと崩れて、まるでイモスープのようになってしまいがちですが..、治助イモはまったくと言っていいほど崩れなかったです。
味も中までしっかりと染み込んでおり、しっとりした味わいの肉じゃがになりました。
2.治助イモのチキンカレー
またまた定番ですが、治助イモを使ったチキンカレーを作ってみましょう。
肉じゃがと材料は一緒ですが笑、鍋に鶏肉約300グラム、皮を剥いてひとくちサイズに切った治助イモ5〜6個、ニンジン(1本)、玉ねぎ(1個)を炒め、水をルーの規定量入れます。
約15分煮込めば、治助イモのチキンカレーの完成!
ゴロゴロのイモが入った見た目が豪華なカレーになりました。やや小さめのジャガイモだからこそ、切らずに入れてもいいかも。
今回はチキンカレーですが、豚肉でも牛肉でもなんでもOK!奥多摩カレーっぽく作るなら、シカやイノシシ肉でも(どこで手に入れたらいいやら)
ホワイトシチューやビーフシチューに入れても、レストランのような見た目のシチューが作れちゃいますよ。
3.じゃがバター
肉じゃがやカレーもおいしいですが、素材そのものの味を楽しむには、じゃがバターがおすすめです。
治助イモはよく洗い、タッパーやラップした皿に入れて、皮ごと500Wのレンジで6〜8分ほど、手で押して柔らかくなるぐらいに蒸します。
フライパンにバターを入れ、皮目を香ばしく焼きあげます。最後にしょう油大1を回し入れて完成!あまり長く焼いていると、焦げてしまうかも。
しっとりした味わいのバターとしょう油の香ばしい香りがする、じゃがバターが完成しました。あっという間になくなってしまいました。
ニンニクなど入れたら、おつまみにぴったりかも!
1番人気の定番メニューはどれ?
レシピなんて不要なほどの定番メニューを3品作りましたが、3品をこいたま編集部内で試食してみたところ、1番人気だったメニューはというと、
肉じゃがでした〜!
治助イモで肉じゃがを作ると、ほとんど崩れず形がきちんと残ることで、まるで料亭で出すかのような肉じゃがに仕上がります。
中まで味が染み渡った治助芋の肉じゃがは、格別においしかったです。
治助イモは6〜7月に収穫を行い、販売は8月ごろから9月ぐらいまで。もし、奥多摩に行ったときに見かけたら、色んな料理をぜひ作ってみてくださいね。
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