奥多摩町留浦(とずら)で7月18日に土砂崩れが発生してから、およそ3週間が経過。昼夜問わず対応にあたった地元の建設業者や町役場の皆さまには、多大なる感謝しかない。
奥多摩町留浦の土砂崩れ状況。奥多摩周遊道路の月夜見第一駐車場から見た現場
発生から10日後に片側交互通行可能となったが、現在も酷暑の中、全面復旧に向けて復旧作業が続けられている。
現場付近を通りがかったので、現在の状況をお伝えしようと思う。
(注:取材は2人体制で、助手席から撮影)
目次
発生から約3週間経過後の現場の状況
土砂崩れ発生現場では、青梅方面からは坂本トンネル出口、丹波山村方面からは現場手前で、交通誘導員による片側交互通行が行われている。
こちらが発生から10日後の現場の状況。鋼板柵の中に土砂が堆積している状況だった。
こちらが発生から約3週間後の現場の状況。堆積していた土砂は取り除かれ、崩れた現場の上側にネットが張られていた。
今後、ネットの上にモルタルが塗られ、斜面を補強していくと思われる。作業は順調に進んでいる状況だった。
台風が心配
これからの季節、台風シーズンを迎える。現時点でもトリプル台風が近づいてきており、お盆シーズン前の三連休は大荒れの天気が予想される。
奥多摩の地層は下は固い岩で覆われているが、その上はとても脆い岩で覆われていると地元の方に聞いた。現場検証による正式な見解は出ていないが、今回は表面の地層が崩れて落ちてきたのではないかと話していた。
今後、台風による暴風雨で二次災害が起きないことを祈るしかない。
復旧作業の方々の安全を祈りつつ、全面復旧に向けて頑張ってほしいと思う。