この記事は【ストリートビューで奥多摩の観光名所めぐりをしてみた(中編)】の続きです♫
青梅市と奥多摩町の境目からストリートビュー旅行を進めてきたこいたま編集部一行。白丸ダムに寄るも眼下に見下ろすダムは車中からは見えなかった!奥多摩駅に立ち寄るも工事中で外観見れず!
ようやく奥多摩湖(小河内ダム)にたどり着きそうなところまでやってきた。さて、左折した先に広がる景色はどんなだ!?
もう目前まで迫っているはずの、奥多摩湖
交差点に「秩父多摩国立公園」の看板が見えたら、左折だ。
ちなみにこの道を直進すると丹波山村や小菅村に抜け、富士山や甲府盆地に向かうことができる。
さてさて、どんな景色が待っているのやら…。
いやっほー!!ついたー!
ついに小河内ダムこと奥多摩湖に到着!!いやー、長い道のりやったでー!
ダム天端が奥に、手前には派出所が見える。多摩川の上流に位置する奥多摩湖はテロの標的ににもなり得ることから、警察による厳重な警戒対象でもあるのだ。
さらに先に進んでみよう。
いやー、めっちゃキレイじゃないの!
ここから先、国道411号線はずっと奥多摩湖と並走するので景色は抜群にキレイのまま。これはリアルにドライブしたくなっちゃいましたね!

↑奥多摩湖の紅葉情報はこちら〜!↑
ストリートビューなので…他の場所にワープしてみる。
ストリートビューのいいところは、好きなときに好きな場所にふわっとワープできること。奥多摩の行ってみたいところを指定すれば、パッと表示されるのが楽ちんでよい。
ということで、オススメの奥多摩ビュースポットを、かいつまんで3つ、ご紹介しよう。
ビューポイントその1:月夜見第一駐車場
奥多摩周遊道路の休憩地点にある駐車場だ。標高933mとかなり高い位置にあり、奥多摩湖から雲取山まで見渡すことができる、素晴らしい駐車場だ。秋は紅葉もきれいで、ドライブにもピッタリ。スピードをかなり出して走る車・バイクも多いので、よそ見には注意して走るのが吉。
ビューポイントその2:日原の無人トロッコ
日原鍾乳洞に向かう道すがら、奥多摩工業の無人トロッコ橋を見ることができる。正式名称は「曳索鉄道氷川線」というらしい。車を停めるスペースが無いのが残念だが、運が良ければ石灰石を運ぶトロッコを間近に見ることができる良スポットだ。
第2次世界大戦後,日原と大久野の石灰石輸送は続き,特に奥多摩工業(昭和19年12月31日付で奥多摩電気鉄道を改称)の採掘する日原の石灰石はベルトコンベアと鋼素鉄道によって氷川(昭和46年2月1日,奥多摩と改称)駅付近の同社選鉱場に運ばれ,ここから青梅線,南武線経由で川崎と高麗川の日本セメント(旧浅野セメント)工場に送られている
奥多摩工業は,1963年にかけて倉沢・天祖山・小川谷・已の戸・樽沢・御前山・川乗山など2,618haに鉱業権を設定した.そして戸望や油面を中心とした日原鉱床の貧鉱化に伴い,1967年より三ツ又鉱床を開発して生産量を確保し,さらに天祖山鉱床の採掘を計画した.奥多摩工業は1961年に天祖山採掘予定地の使用許可を申請し,63年には通産局が施業案を許可し,65年には保安林指定が解除されている.しかし,この土地は東京都水道局の水源涵養林でもあり,ブナの原生林にニホンカモシカの残る数少ない自然でもある.そこで水道局の土地使用認可については,1972年ごろより住民を中心とする反対運動が起こり,公害監視委員会の取り上げるところとなった.しかし,東京都は環境アセスメントのうえ申請面積を縮小し,自然環境の保護・復元対策を条件として,奥多摩町の過疎地域振興と鉱業法の産業優先権を理由に,開発を許可した.奥多摩工業は1974年より天祖山の開発に着手し,月産30万tで向こう30年間採掘し続ける体制を固めた.採掘された石灰石は主に日本セメント,第一セメント,日本鋼管等で使われ,青梅線や南武線を利用して出荷される
鉄道敷設の経緯がわかる貴重な資料がWebアーカイブされていた。文献が古いため、現在は行われていないJR青梅線による石灰石輸送の記載もあるが、トロッコひとつから、紆余曲折あっての歴史を紐解けて面白い!
ビューポイントその3:奥多摩工業 氷川工場
まとめ
Webを使った画面越しの小旅行、意外と悪くないのでは??というのが今回の所感。コロナ渦ならではだけど、普段気づかない視点を持てるから新鮮だし、移動費用がかからないのもお財布に易しくてよい!笑
みんなでワイワイ旅するのも楽しいけど、少人数で、画面越しに想像しながら、文献を調べ、知識を蓄えながらの脳内トリップもまた一興かな!
また行こう、奥多摩!